ゴールデンカムイ 聖地巡礼 - 旭川 その②
旭川は軍都として第七師団が置かれた町で、第七師団ゆかりの聖地が沢山あります!
旧旭川偕行社
6巻50話、164話扉
入館料:無料
開館日時:10:30~18:30
休館日:月曜日
ゴールデンカムイ6巻50話
「旭川には第七師団の本部がある」(6巻50話)
また、二階の展示室に入る為の階段部分が164話の扉絵(18巻のカラーページ。鶴見中尉が階段の上に立ってるやつ。かっこいい、、)になっています。(中は撮影禁止なので写真無し。)
当時は第七師団の将校たちの社交場として使用された建物です。北鎮館には模型もあります。現在は中原悌二郎記念館(旭川彫刻美術館)として使われています。
師団通
10巻97話、17巻164話
旭川駅の目の前。当時も現在も人がよく通る道で現在は平和通という名前になっています。
164話出てきたマルカツ食堂は今のマルカツビルかなと思ってます。現在の平和通、旭川駅からすぐの所にあるビルです。*1実際の現在のマルカツの前身は松村呉服店で大正期に出来ています。なので全然関係ない可能性もあります。
出典:ゴールデンカムイ コミックス17巻
北鎮記念館
入館料:無料
開館日時
4-10月:9:00~17:00
11-3月:9:30~16:00
休館日:月曜日
外観。右側の街灯(すずらん灯)は17巻164話でも登場します。当時の師団通に並んでいたそうです。
入ってすぐの受付の横に野田先生と月島役の竹本英史さんのサインと色紙。この色紙の絵めちゃくちゃ好きです…。*2
1階で旧陸軍第七師団特集をしています。(〜8/29)以前もやっていましたが、これは凄いです!!!!ポージングも服装も小物も見覚えがあるというか、見たままというか、金カムファン感謝イベントと言うだけあります。
前回に引き続きコスプレコーナーはそのままになっていましたが、今回は見るだけ。
2階は常設展。屯田兵、第七師団、旭川・北海道の歴史がよく分かります。日露戦争についての展示もしっかりあります。ワンフロアですが、旭川の始まりから太平洋戦争、現在までの歴史がわかりやすく充実した資料とともに展示されています。入館無料で良いの?という充実っぷりです。当時使われていた武器なんかが大量に展示されているのが自衛隊管轄という感じがします。勿論金カムで登場する武器も沢山置いてあります。*3
ここは特に第七師団が好きな人には絶対に来て欲しい博物館です。自衛官の方のに館内案内をお願い出来るサービスもあります。以前お願いした時は1:1でゆっくり案内して頂きました。1:1だった分色々質問も出来て良かったです。折角ならお願いするのがオススメです。先日行った際にもやっている様子でした。
旭川博物館
入館料:大人350円
開館日時:9:00~17:00
休園日:10月から5月の毎月第2・第4月曜日(祝日に当たる場合はその翌日)、年末年始(12月30日から1月4日まで)
クリスタルホールという市民会館的なところに入っています。パッと見博物館に見えないですが…入って右手に真っ直ぐ行くと博物館があります。
受付の所に野田先生の色紙。
ここの博物館は資料が凄く充実していて見やすくて好きです。金カムに出てきた物も沢山展示されていますし博物館としても充実していて面白いです。
アイヌの暮らしについての展示
アイヌ含め北方民族についての展示
屯田兵屋などなど。
勿論第七師団の展示もありますが、第七師団自体の展示はやはり北鎮記念館の方が資料は多いです。どちらかというと第七師団が置かれた町旭川の市民生活をフューチャーしている展示が多いです。また違った視点で上川地方も歴史を見ることができます。動きのある剥製が沢山展示されていたのも印象的。
現在開催中の企画展「アイヌ文化と動物たち」
これが凄く良かったです…!展示されてるもの全てが金カムに出てくるものでした。どの展示を見ても「あれ、これ金カムで見たやつ?!」ってなる。ゴールデンカムイに登場する動物とアイヌ文化、ってタイトルでもいいレベル。行く価値めちゃくちゃあります。8月29日まで開催中です。
陽気っぽいポージングのヒグマ。でかい。
北海道護国神社
16巻160話
戊辰戦争〜大東亜戦争までの北海道・樺太関係の戦没者を祀った神社。
160話等で出てきた国境標石のレプリカがあります。*4
おまけ 〜その他おすすめスポット〜
◎旭橋
師団通り(現在の駅前)〜第七師団へ通じる道と言えばここでした。現在のような形になったのは昭和に入ってからですがそれ以前、ゴールデンカムイの時代から旭橋はありました。日露戦争、奉天会戦へ向かう際にもここを通ったと思います。軍都としての旭川を象徴する存在でもあり、今では川の町旭川を象徴する存在に。
◎川村カ子トアイヌ記念館
日本最古のアイヌ資料館で珍しい、私設の資料館になっています。かなり生活感がある雰囲気で私的には一番当時のアイヌの生活を肌で感じられる資料館だと思っています。体験プログラム等も充実しています。*5冬はちょっと寒いです。
旭川に登場する聖地は割と狭い範囲にあるので全て見るのに1日あれば十分かと思います。駅を降りればすぐ目の前は旧師団通ですし、北鎮記念館と護国神社はすぐ近く。偕行社も北鎮記念館からは車で10分くらいです。(徒歩だとちょっと遠い…)旭川博物館は旭川駅から徒歩10分ほどで着きます。
旭川の冬はかなり寒いです。冬に来る際は防寒具はしっかり準備した方が🙆♀️です。気温的にもですが、空気がかなり冷たくて痛いくらいです。(北海道弁で言うところのしばれる寒さ)真冬には市内でもダイヤモンドダスト*6が見られる時もあります。ダイヤモンドダストは見られる条件が色々あり*7、道内どこでも見られる訳では無いので貴重です。折角なら本格的な寒さの北海道も是非体感して見てほしいです!
旭川へのアクセス
札幌〜旭川は電車(特急)で1時間半(予約はえきねっとがかなり安くなるのでオススメです)、車でも高速を使って1時間半くらいです。
冬はとにかく電車が止まります。途中にある岩見沢駅の除雪が間に合わない/めちゃくちゃ吹雪くのが主な原因です。冬ばかりは遅延も運休も仕方がないです、正直。
冬の旭川へのアクセスのオススメは飛行機!
新千歳空港より離着陸率は圧倒的に高いと思います。旭川空港は本当にやってくれます。雪は関係ないですが、3年前の胆振東部地震でブラックアウトした時も普通に飛びました。当時、私も恩恵に預かり帰ってこれました。99.7%は割とマジだと思います。
冬に飛行機で来て、旭川も札幌も観光予定だよ〜という方は旭川空港発着を選ぶのが無難です。本数は少ないですが…あと、LCCが飛んでないのも痛手。
旭川〜札幌移動も冬はバス移動(都市間バス)がオススメです。但し、バスも電車も冬は普通に遅延するので余裕を持って計画しましょう。10分遅延は当たり前にあります。減速運転することが多いので、、
冬の北海道の移動はとにかく遅延運休が多いのでどこを移動するのもそうですが上手くいかないことが本当に多いので、時間に余裕を持ち移動手段もなるべく複数考えておくことが大事です。車移動の方はとにかくゆっくり運転に気をつけてください!また、晴れていても突然吹雪いてホワイトアウトしたりするので自己判断に頼らず天気情報は必ずチェックしましょう!
ちなみにめちゃくちゃ関係ない話ですが、冬のJR職員が着ているコート*8はめちゃくちゃカッコイイので冬のJRを利用する方は是非見てください!!笑